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上がりの時計:パテックフィリップ アクアノート 5065j

「上がりの時計」という言葉をご存知だろうか。厳密な定義を調べてみたけれども見つからなかったので、私の解釈で説明するとこうなる。

時計趣味の人が、人生で最後に購入する時計のこと。

私のような、にわか時計趣味の人間には、このように定義するのが精一杯である。解釈が間違っていればコメント欄からご指摘いただきたい。

さて、これを「上がりの時計」の定義として、私は32歳にして上がりの時計を購入した。人生が80年あるとすれば、残り50年弱あることになる。早々と上がりの時計を手に入れてしまったことになるのだ。上がりの時計としたのは、パテックフィリップ アクアノート 5065jである。シンプルな三針で、ごちゃごちゃとしていない。ただし形状が独特である。丸みを帯びた八角形のケースに、文字盤は光沢のある黒とエンボス加工。そして、インデックスの位置が文字盤中心からずれており、少し奇妙にも思われる。なお、現行モデルの5167はエンボス加工が控えめになっており、あまり好みではなかった。この5065のダサい感じのエンボス加工が好きだったのだ。

予算の都合で、当初はステンレスモデルの購入を検討していたが、せっかくなら一生使い倒したいと思えるもの。今の自分が背伸びに背伸びを重ねたものを購入したいと思い、金無垢モデルを購入することに至った。

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このアクアノートには、トロピカルバンドと呼ばれる、ラバー製のバンドが標準で付属している。私は根っからの革好きなので、さっそくこのバンドを取り外し、レザーバンドに交換することにした。純正の尾錠を使用したかったが、特殊な形状のため、市販されているものでは使えない。そこで、ジャンルソーに特注で作ってもらうことにした。納期は3ヶ月ほど見て欲しいとのこと。それまでの間は石国のリザードを付けることにした。バンドの仕上がりが待ち遠しい。

話が戻るけれども、これを上がりの時計とすると決心したのである。しかも私の意味する「上がり」というのは、時計だけでなく、奢侈品のすべてを意味する。最近は時計、靴、メガネなど、欲しいものはある程度そろえてきたつもりだ。もちろん残りの人生はまだまだ長い(と思われる)ため、絶対に奢侈品を購入しないということは難しいかもしれない。けれども、できる限りは購入を控えようと決意した。その理由は単純だ。「以前よりも購入したときの幸福度が低く感じられる」ためである。

私が初めて機械式時計を購入したのは17歳のときだ。当時は高校生で、スーパーマーケットでアルバイトをしていた。夏休みに一生懸命働き、その給料の全てである15万円を握りしめ、オメガ スピードマスターを購入した。あのときの感動は今でも忘れられない。今回購入したアクアノートも大変満足しているし、金額面で言えばスピードマスターの十数倍の価格である。しかし、あのスピードマスターを購入したときの感動を超えることはなかったというのが本音である。

高校生のときから愛用している #オメガ #スピードマスター 最近は #natoベルト で活躍中。

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経験を重ねれば重ねるほど、感動が薄れていくような気がしていた。けれども、今回の件でそれが気のせいではないことを確信したのだ。これは時計だけでなく、靴やメガネ、その他の奢侈品の購入でも同様に感じる。さらに言えば、他の物事すべてに対してもそう感じるが、この話はまた別の機会にしようと思う。感動が薄れているのであれば、これ以上の奢侈品を買い足す理由などどこにあるのだろうか。今後は別の場所に新しい幸福を追求していきたいと思う。

いずれにしても、アクアノートは美しい。これは確かである。運針を眺めるだけで、時を忘れてしまうほどだ。本来、時を確認するためのものであるというのに。

時計の運針って見てて飽きないよね。#patekphilippeaquanaut

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Published in時計

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